Twitterで小学校の思い出話みたいな流れになりました。
どんな経緯だったかな? あ、小学生もTwitterやってるらしい→いったいどんなことを呟くんだろう→あの頃、嬉しかったことってどんなことだっけ? って感じだ、思い出した。
でね、それを眺めていて唐突に思い出した恥ずかしい思い出があります。
あれは小学校の低学年のことだったと思います。昼休みに――あの年頃だからたぶんヒーローごっこかなんかやってたんだろうな――友達と遊んでいて1メートルくらい下の側溝に転落しました。
幸い、怪我と言うほどの怪我はありませんでしたが、側溝には水がなみなみ流れていたため、私は下着までびしょ濡れ。軽い擦り傷などの処置も含めて保健室に行くことになりました。こういう事故は時々起こるんでしょうね。保健室には替えの下着が用意されていたのです。
……あれ、下着以外の服ってどうしたんだっけ? 家に電話して着替えを持ってきてもらって、それまでの間は濡れた服を着てたかも。下着だけは替えを保健室で借りてって感じで。それとも服も保健室で借りたんだっけ? まあ、そこは重要なところではないので。
問題が発生したのは保健室に着いてからでした。どういうわけかその時、男物の下着……端的に言えばパンツが保健室になかったのです。理由はわかりません。自分と同じようなケースが続いたのかもしれないし、借りた生徒が返さなかったのかもしれない。そこは今の私には知るよしもありません。
で、仕方がないからと保健室の先生に渡されたのは女物のパンツ。今からン十年前に小学校低学年の女の子が履いていたような物ですから、色気も何もない、代わりに端には小さなレースなんて付いた可愛らしいブツですよ。
こ、これを履けと……?
ええ、ええ、履きましたよ。履きましたともさ。びっしょり濡れた下着のまま過ごすのも嫌でしたから。
そこで問題がもう1つ。
最近の若い方たちの小学生の頃がどうだったか知らないですけどね、私の頃は男たるもの年中半ズボンの時代です。短パンなんて洒落たものじゃない、のび太君が履いてるようなタイトな半ズボンです。そうです、もう付け根からサクッと生足晒してたわけですよ。
でね、そういう半ズボンだとね、何かの拍子に見えちゃうんですよ、おパンツ様が。
普通ならそこまで気にしません。だって男の子だもん。思春期もまだのクソガキだもん。しかし、下に履いているのが女の子用のパンツとなると話は別です。半ズボンの端からちらりと覗くのが白いレースなわけですから。それがバレたらと思うと気が気じゃありませんでした。
あの年頃って、そういうとこからロクでもない渾名が広がったりするじゃないですか。しかも子供らしい無邪気な悪意に晒されますから、当事者としては死に等しい恐怖ですよ。今みたいに、それをネタとしてさらっと流して、むしろおいしいくらいに構える余裕なんてあるわけないですし。
昼休みが終わって教室の掃除をしている間、周りのすべてが敵になったような気持ちでしたね。母が到着したことを告げる放送は救いの声でした。
小学校の思い出として一番強烈なのも仕方ないかもしれません。

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