己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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●Ship3
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【連載小説】墜落天使レーナ(第38回)

前回分最初から目次

「あ、ごめん。びっくりさせちゃった? あたしは志井美鈴っていうの。君はレーナちゃんのお友達かな?」
 美鈴がにこやかに話しかけているが、芽生は怯えたようにますます黒いドレスの影に引き籠もろうとするばかりだった。
 レーナは美鈴と玲に芽生を紹介しようともせず、柔らかい微笑を浮かべたままエメラルドグリーンの瞳で羽卯を見つめている。それは羽卯の仕事だと告げるかのように。
 美鈴たちの視線から逃れようとする姿は、初めて羽卯に会った時の芽生の姿と重なって見えた。あの時は羽卯が母の仇を見るような冷たい目で見据えたせいで怯えていたのかと思ったが、どうやら元々人見知りする性格らしい。そんなことさえ今まで知らなかったことに、少し胸が痛んだ。
 今度こそ深く溜息をついて、羽卯はレーナを中心とした輪に向かって歩き出した。和もゆっくりと後ろをついてくる。
「妹の芽生よ」
「へ? 妹? レーナちゃんの?」
 美鈴がきょとんと尋ね返した。
「違うわよ。私の妹」
 苦笑いを浮かべながら告げた時、後ろを歩いていた和の足音が止まった。
「羽卯……」
 前方にいる四人に聞こえないくらいの声で、躊躇いがちに名前を呼ばれた。今まで和に散々心配をかけてきた羽卯だ。そこにどんな感情が籠められているか、わからないはずがない。思わず口元が緩んだ。
「大丈夫よ」
 羽卯はそっと和に向き直り、そう返して微笑んだ。和がまだ少し不安げに微笑み返した。その表情を確かめて、羽卯は再び正門に揃った奇妙な組み合わせに視線を戻す。
「レーナ、留守番してなさいって言ったでしょ」
「申し訳ありません、姉さま。芽生ちゃんが遊びに来たので、つい引っ張って来てしまいました」
 レーナは言葉とは裏腹に少しも悪びれた様子なく言った。
「ち、違うの。わたしが無理にお願いして連れてきてもらったの」
 芽生がレーナの後ろから顔だけをちょこんと覗かせて早口で弁明した。

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