己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
 Hugh Woodfield

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【連載小説】墜落天使レーナ(第33回)

前回分を読む最初から読む

 そこで訪問者を告げるチャイムが鳴った。レーナがすぐに席を立ってインターホンに歩いていく。
「あ、ちょっと、また勝手に出ない……」
「はいはーい」
 羽卯の制止など聞く素振りさえ見せずにレーナが応答する。
『ああ、レーナちゃん、おはよう。羽卯起きてる?』
 インターホンのスピーカーを通して聞こえてきたのは友人の久那和(くなやまと)の声だった。
「おはようございます。えっと、和さん……でしたっけ? 姉さまなら朝食を召し上がっているところなのです」
『羽卯が朝ご飯? それは珍しいね』
 和の声には明確な驚きが表れていた。
「そのようですね。ともかくお入りください」
 レーナはそう言ってインターホンの「解錠」ボタンを押した。それから羽卯を振り返り、尋ねる。
「いつも迎えにいらっしゃるのですか?」
「そんなことないわよ。……たぶん、昨日の講義を丸一日サボったからよ」
 羽卯のセリフの後半は少し声が小さくなっていた。
「姉さまは案外不真面目なのですね」
「あんたのせいでしょ!?」
 昨日の講義を全時限休むことになったのは、レーナがかけてきた嘘の電話で芽生の小学校に駆けつけていたためだった。
「お言葉ですが、そもそもお休みするつもりだったから、電話をかけた時に家にいらっしゃったのではないのですか?」
 羽卯はレーナに反論されて「うっ……」と言葉に詰まった。
 確かに、前日のレーナとの口論が原因で不貞寝していた羽卯は、電話の呼び出しがなくても午前中くらいはサボっていた可能性が高い。
 レーナはふっと微笑んで呟いた。
「姉さまはいいお友達をお持ちなのです」
「……腐れ縁みたいなものよ」
 母の死のショックとそれに続く父への反発で荒れていた中学時代の後遺症ですっかり人付き合いが苦手になってしまった羽卯にとって、和はその頃から縁の続いている唯一の友人だった。

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