己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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●Ship3
 レーナ

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●Garuda
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【連載小説】墜落天使レーナ(第30回)

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「ああ、もう! すっかり目が覚めちゃったじゃないの」
 レーナの執拗さにとうとう観念した羽卯がむくりと上半身を起こした。
「わかったわよ。食べるわ。食べればいいんでしょ」
 投げやりにそう言って、ベッドサイドから掴み上げた眼鏡をかける。見るからに不機嫌そうな羽卯の仕草などどこ吹く風といった具合にレーナが頷いた。
「はい! 腕によりをかけたのです」
 鮮明になった視界にレーナの輝き出しそうな笑顔が飛び込み、羽卯は右手で寝癖のついた髪を荒っぽく掻き上げた。本当にこの娘は悪魔らしくない。
 ベッドを下りて立ち上がった羽卯は、ふと開きっぱなしになった部屋のドアを見て首を傾げた。
「確かこの部屋には鍵をかけておいたはずだけど?」
 ちなみにこの部屋の鍵は内側からしか開閉できない。
「はい。ですので勝手ながら開けさせていただきました」
 あっけらかんとしたものだ。
 どうやって、などと聞く必要はなかった。レーナは堕天使なのだ。また妙な力を使ったに違いない。
「……レーナ」
 羽卯が低い声で唸るように呟いてレーナを睨む。
「はい?」
 対するレーナに悪びれた様子はまったくない。
「今度勝手に鍵開けて部屋に入ってきたら叩き出すわよ」
 羽卯の威圧的な低い声にも、レーナはきょとんと首を傾げて右手の人差し指を頬に当てながら言葉を返した。
「しかし姉さま、部屋の外からいくらノックをしても起きてくださらないのです」
「起こすなって言ってんのよ!」
 ややキレ気味に叫んだ羽卯は、低血圧のせいか精神的な疲れのせいか軽い立ち眩みを感じた。
「……もういいわ。顔洗ってくる」
 ふらふらと羽卯が部屋を出ていく。レーナはベッドの上で乱雑にひっくり返った掛け布団を手早く整えてリビングへと向かった。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

C

omment

NoTitle
しっかりと、読んでいないので、、、。

印象。

言葉がアフレ、溢れかえってくる。

才能です。

光隆 URL | 2008/12/09 12:48 [ 編集 ]


光隆様、はじめまして。

えと、何と申しますか……恐縮です。頑張ります。

林原悠 URL | 2008/12/14 01:41 [ 編集 ]


T

rackback

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