己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
 Hugh Woodfield

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【連載小説】墜落天使レーナ(第24回)

前回分を読む最初から読む

 和だろう。携帯がつながらないからこちらにかけてきたに違いない。ならば無視しようと思って掛け布団を引き上げベッドに頭まで潜り込むが、電話の音がやむ様子もない。とうとう観念した羽卯は、起き上がって眼鏡をかけるとドタドタと荒い足音を立てながらリビングに出てコードレスの受話器を取った。
「だから休むって言ってるでしょ!」
 開口一番、怒鳴りつけると、受話器の向こうからは聞き覚えのない女性の声が聞こえてきた。
『お休みのところ申し訳ございません。私、和井間中央小学校の……』
 羽卯の意識が一瞬にして覚醒し、背中を冷たい汗が滑り降りる。
「す、すみません。人違いでした」
 慌ててお辞儀つきで謝る。相手に見えていようがいるまいがそんなことは関係ない。
 和井間中央小学校は羽卯が以前通っていた小学校だ。そして、今は芽生が通っているはずだった。
『いえ、お構いなく。それで私、須藤芽生さんのクラスを受け持っているのですが……』
 ぞわり。得体の知れない悪寒がした。どうして芽生の担任が羽卯の自宅に電話をかけてくるのだろう?
 そこで羽卯は、芽生が両親は出張だと言っていたことを思い出した。それで緊急の連絡先として芽生が羽卯のことを担任に知らせた可能性はあるのではないか。
 緊急。それはあまりにも考えたくない事態を想像させた。
「芽生が……どうかしたんですか?」
『どうか落ち着いて聞いてくださいね』
 その前置きは落ち着くなと言っているに等しかった。
 数分後、最低限の身支度を整えた羽卯はハンドバッグに鍵と財布と携帯電話だけを放り込んで部屋を飛び出すと、エレベーターを待つのももどかしくマンションの階段を駆け下りた。
 エントランスを出て大通りまで走ると、通りかかったタクシーを呼び止め、乗り込む。
「和井間中央小学校まで」
 早口に告げる羽卯の様子からただならぬものを感じたのだろう、中年の運転手は自動のドアを閉めると、
「お急ぎですね」
 確認するようにそう言って車を走らせた。

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