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己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

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はじめに言ありき

 世界で最も美しい言語って何だとお思いですか?

 この「世界で最も美しい言語」は驚くほどたくさんあります。書店に行って外国語の入門書のコーナーを覗いてみてください。フランス語、イタリア語、ドイツ語、中国語などなど。どの言語のテキストにも「世界で最も美しい言語である」との記述が成されていることがあります。

 結局のところ、世界で最も美しい言語は何語なのでしょうか? 私は日本語だと思っています。フランス人はフランス語だと思っているでしょう。イタリア人ならイタリア語、中国人なら中国語……。

 この「世界で最も美しい」言語の第一の決め手はその音韻にあります。そして、それをひとつの美として感じる上にはふたつのパターンがあります。

 ひとつは自分の耳に最も馴染んだ響きを持つ言語であること。言うまでもなくその人にとっての母国語です。特に遠い異国の地に住む者にとって、母国語は郷愁の念を感じさせる懐かしい響きを持って迫ってきます。何も外国に限りません。石川啄木の「ふるさとの訛なつかし……」の歌を引き合いに出すまでもなく故郷の方言は懐かしいものです。

 もうひとつの美は前者とまったく逆です。つまり、耳慣れない異国的な響きを持った言語です。何を言っているのかチンプンカンプンな外国語の場合、意味を無視して音韻だけが印象に残りますから、音楽のように響きの美しさを感じやすいものです。外国語を学び、少しずつ意味が聞き取れるようになってくるとこうした音楽的な感覚は薄れてきます。その代わりに生まれてくるのが、異国的な音韻を自らの口で発する快感です。これは私にとっては外国語を学ぶ喜びの最たるものです。

 結局、言語とはどれも美しいものです。母国語には母国語の美があり、外国語には外国語の美がある。いろんな言語を学び、理解できる範囲が広がっていくのは快感ですが、一方で、一度意味が理解できるようになってくると、何も知らなかった頃のようなエキゾチックな感覚を覚えることはできなくなります。また、私たち日本語を話す日本人は、日本語を理解できない外国人の耳に私たちの言葉がどう聞こえているのかを知ることはできません。「知らぬが仏」と言い切るつもりはありませんが、知らないがゆえの快感が存在することもまた真理なのかも知れません。

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