己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」第9章(その9)

前回分はこちら

『ただ気になったのが、お嬢様は羽織袴に着替えてお出かけになった様子だったこと。ですので、志麻様と一緒にお仕事なのか、あるいは……』
 あるいは? 航太郎は
『あなたがそういう特殊な性癖をお持ちなのかと』
 ぶっ! 航太郎は思わず吹き出してしまった。もし、今この瞬間に飲み物でも口にしていようものなら水柱が舞っていたに違いない。
「な、ななな、何を言い出すんだよ、いきなり!」
『いえ、違うようで安心しました。もしも本当にそうだったら、あなたを殺して私も死んでいたところです』
 冗談、冗談だよな。わかりにくいけど室見さんなりの冗談だよな。航太郎の背筋がゾクッと震えた。
『しかし、あなたでないとすれば、他にもお嬢様にちょっかいをかける不届きな男がいるということですか。……まさかとは思うけれどあの眼鏡かしら』
「眼鏡って……」
 おそらく橋本のことだろう。涼子はどうやら名前を知らないらしい。
 しかし、どうだろう。橋本は和水よりむしろ咲季のほうに関心がありそうな感じだし。それに、和水の幽霊退治姿は見たことがないはずだから、あの装束のことを知っているはずがない。
 ……あれ、ちょっと待った。今、すごく重要なことに気づいたよな。航太郎はほんの一瞬前の自分の考えを遡ってみた。
「室見さん、和水さんがその服装をするのって、その、例の仕事の時だけなの?」
 涼子は唐突な質問にも戸惑い一つ感じさせずに答えた。
『ええ、それも必ず志麻様とご一緒よ。だからわからないの』
 だとすれば、和水を呼び出したのはあの装束、あるいは仕事のことを知っている人間に限られる。涼子の推測通り男だとすれば……一人、該当者がいる。
 航太郎の頭の中を嫌な予感が駆け抜けた。先日の旅人の様子から考えて、和水を呼び出した用件がが平和的なものだとは考えがたかった。
「ごめん、室見さん、またね」
『あ! ちょっと……』
 声を上げかけた涼子を待たずに航太郎は電話を切った。そのまま電話帳を呼び出して志麻にかける。まず和水にかけてみるべきかと思ったが、おそらく無駄だろうと思ったのでやめにした。それでつながるのなら、とっくに涼子か志麻がかけているはずだからだ。

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