己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」第9章(その7)

前回分はこちら

 突然携帯電話が鳴り出した。もっとも、電話というのは基本的に突然鳴り出すものではあるけれど。
 個別に設定したグループのどれにも該当しない着信音だった。画面の表示を見ると、電話番号がそのまま表示されている。電話帳に登録されていない、見覚えのない電話番号だった。
「もしもし」
 首を傾げながら応答すると、
『遅い!』
 いきなり女性の声に怒鳴られた。あまりに理不尽だ。
「いきなり何なんですか? いたずら電話ならやめてくださいよ」
 相手がわからないので取りあえず敬語で返しておく。受話器を通しているのでわかりづらいものの、聞き覚えのある声ではある。その答えはすぐにわかった。
『いたずらだなんて失礼ね。私よ、室見涼子』
「え、室見さん!? どうしてこの番号知ってるの?」
『志麻様から聞いたのよ。そんなことはいいから、そちらにお嬢様はいるの?』
 涼子は相変わらずのマイペースで一方的に話を進めていく。もう少し航太郎の都合も考えてくれるとありがたいのだが。
「和水さん? いないよ。だいたい、僕は今自分の家にいるんだけど?」
『そう……。本当でしょうね? 嘘ついてたら承知しないわよ。舌引っこ抜くくらいじゃ済まないんだから』
 そうそう、閻魔様にね……って、今のが冗談だとすれば涼子にしては上出来だが、彼女なら本当にやりそうで怖い。
 それにしても、いちいち信用してくれないのなら聞かなければいいのに、と悲しくなってしまう航太郎だった。
「本当だよ。そんなことで嘘つく理由なんてないだろ。なんならうちの母さん呼んできて替わろうか?」
『……いえ、結構です』
 涼子の声が一気に勢いをなくしてしまった。
「もしかして、和水さんがいないの?」
『あなたバカでしょう! いたらこんな電話をかけるものですか。まったく。鈍い鈍いとは思っていたけれど……』
 ごもっともである。だが、一応聞いておきたいではないか。それをバカ扱いはあんまりだ。あと、頭の回転遅くて悪かったな。
 すっかり不機嫌になってしまった航太郎だが、和水が涼子にも黙って外出したというのは気がかりだ。

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事前情報は目にしていたので覚悟して観たつもりですが、予想以上に酷かった。あの終わり方で納得できる人っているんでしょうか。
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