己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」第8章(その6)

前回分はこちら

「左様でございますか。では、近いうちにぜひおいでくださいませ。父も航太郎さんにお会いしたいと申しておりましたので」
 どうやら航太郎のことは和水の父親にも知られているらしい。考えてみれば当然のことだった。藤崎家は先祖代々鬼斬りの家系であり、和水の父親だって例外ではない。ならば、近隣の鬼の所在を把握しようとするのは不思議ではないし、和水が航太郎のことを報告するのも自然なことだ。
 しかし、そこに別の理由を期待してしまってはいけないだろうか。
「……航太郎さん?」
「っと、ごめん。少し考え事をしてたみたい」
 むしろ妄想と言ったほうがいいかもしれないが。
 しかし、和水はそんな航太郎の様子を見て、口の端を綻ばせた。
「ご心配には及びません。無論、父にも航太郎さんのご出自は話してございますが、父がお会いしたいと申しますのは、航太郎さんが私のお友達だからです」
 和水は安心させるために言ったのだろうが、航太郎は友達という単語にかすかな落胆を覚えてしまう。
「そっか。……じゃあ、咲季ちゃんや橋本も連れて来ないとね」
 航太郎はそんなことを言ってしまう自分の狭量ぶりに呆れてしまった。
 一方の和水は突然不機嫌そうな声に変わった航太郎に戸惑っていた。
「さ、左様でございますね。皆様もご一緒のほうがよろしいですよね」
「……」
「……」
 何となく気まずい雰囲気で向かい合っていた。
「じゃ、じゃあ、そろそろ帰るから。また明日ね」
「え、ええ、わざわざお送りくださり、ありがとうございました」
 航太郎が軽く手を挙げると、例によって和水が深々とお辞儀をする。
 航太郎はゆっくりと回れ右をして、来た道を戻り始めた。曲がり角に着いて振り返ると、和水は門の所でまだ航太郎を見送っていた。もう一度手を振ると、和水も礼を返した。
 角を曲がって何歩も進まないうちに目の前に黒い壁が立ちはだかった。
「よう、航太郎。達者だったか」
「あ、アニキ……」
 先日とデザインは違うものの、やはり黒ずくめの服に身を包んだ箱崎旅人だった。

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| 2008/03/29 09:35 [ 編集 ]


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