己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
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【連載小説】「鬼さん此方」第7章(その24)

前回分はこちら

「うん、亡くなったってことは知ってる」
 航太郎がそう答えると、
『そっか』
 もう一度そんな相槌が返ってきた。
 二人の間に沈黙が流れた。航太郎は舞衣の反応を窺い、そして舞衣は何を言おうかと迷っている様子だった。
『あのね』
「うん?」
『航ちゃんは梓紗お姉ちゃんのことが大好きだったんだ。梓紗お姉ちゃんが遊びに来てる時はいつもよりずっとはしゃいで、何かにつけて旅人お兄ちゃんと張り合ってた。それが私には子供心にちょっとだけ妬ましくもあったけど、梓紗お姉ちゃんは明るくて元気できれいな人だったから、仕方ないかなって恭介と二人で笑いながら見てた』
 舞衣は懐かしそうに言ってクスクスと笑った。
 自分が覚えていないことを話されるというのは、なかなか恥ずかしいものだ。赤ん坊の頃に何をしたとか聞かされているようでむず痒い。
『私も恭介も梓紗お姉ちゃんのこと大好きだったけど、航ちゃんには適わなかったなあ。だから……』
 舞衣は言葉を途切れさせた。
『だから航ちゃんは梓紗お姉ちゃんのことを忘れちゃったんじゃないかな。航ちゃんにはあまりにも辛いことだったんだと思う。……もしかしたら思い出さないほうがいいのかもしれないよ』
 舞衣の探るような口調に航太郎の胸がちくりと痛んだ。きっと、梓紗のことを忘れてしまった時にも舞衣や恭介たちを心配させてしまったのだろう。
 しかし、それくらい航太郎にとって大切な人だったのなら、尚更忘れたままでいるのが辛かった。舞衣や恭介、旅人、志麻や和水にとっても梓紗の死は辛い思い出なのだ。航太郎だけがそこから逃げているのは卑怯な気がした。
「ありがとう。でもやっぱり梓紗さんのことは覚えておくべきだと思うよ」
『梓紗姉ちゃん、だよ』
「え?」
 何を言われたのかわからなくて聞き返すと、舞衣はおかしそうに笑った。
『航ちゃんは梓紗お姉ちゃんをいつもそう呼んでた。そういうことでも思い出すきっかけになるかもしれないでしょ』
「……ありがとう」

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「スーパーロボット大戦A」がPSPで発売されるらしいですね。
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