己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

Prev  «  [ 2017/07 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
 Hugh Woodfield

うちの子描いて
Twitter
mixi
外国人参政権反対!

連載小説 一覧

カテゴリー
PR

Flowers夏篇

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【連載小説】「鬼さん此方」第7章(その23)

前回分はこちら

「知ってるんだね」
 電話口でも明らかにわかる舞衣の狼狽に、航太郎も思わず追い打ちをかけるような言葉を口にしてしまう。
『どうして……もしかして航ちゃん、思い出したの?』
舞衣の反応は予想外のもので、航太郎はその言葉を反芻する時間が必要だった。
「どういうこと?」
 ようやく尋ね返した航太郎の声は自分でも意外なくらいに硬くなっていた。
『あ……』
 舞衣はそこでようやく自分の失言に気づいたようだ。言葉を探しているらしく、しばらく沈黙が続いた。
『えっと……誰に聞いたのかな?』
 舞衣がおずおずと呟く。苦し紛れの問いかけなのだろうが、出した言葉を引っ込めることはできない。舞衣は航太郎に、思い出したのかと尋ねた。つまり、航太郎自身が宮前梓紗のことを知っていたはずだし、更にその存在を何らかの理由で忘れているはずなのだ。そこまでの経緯を舞衣は知っている。
 しかし、叱られた子供のような声で、上目遣いに見上げる姿まで目に浮かびそな舞衣をこれ以上詰問するのは忍びなかった。これが恭介にでも知れたら一悶着起こるのは避けられまい。
「ごめん。困らせるつもりはなかったんだ。うん、また電話するね」
 航太郎はそう言って電話を切ろうとした。
『待って!』
 舞衣が慌てて声を上げるのが聞こえ、航太郎は携帯電話を再び耳に当てた。
『航ちゃん、まだ質問に答えてないよ』
 質問? 航太郎は何のことかと少し考え込んで思い当たった。しかし、和水のことをどこまで話していいものか。
「ああ、たまたまこっちに梓紗さんの友達だったって人がいてね、僕らの村のことを聞いてたみたいなんだ。それで梓紗さんのこと知らないかって聞かれたってわけ。それでどういうわけか頭の中がもやもやしてたから」
 旅人のことを伏せて適度に話をごまかすと、舞衣は『そっか』と呟いて、
『じゃあ、航ちゃんは梓紗お姉ちゃんが……』
 そこで言い淀んだが、何を聞きたいのかはわかった。

次へ

こちらのランキングに参加しています。面白いと思ったら投票お願いします。
NNRランキング

「機動戦士ガンダムOO」第18話。
あの瞬間、ネーナ・トリニティはカテジナ・ルースを超えました。
Web拍手

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

http://woodfield.blog21.fc2.com/tb.php/483-e1797a67


あぷろーず!

拍手ボタンです
ショートショートありマス
ブログ検索
カレンダー(月別)
06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
リンク
ブログ・日記中心のリンク集
PR


キャラアニ.com

株取引

最近のコメント
最近のトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。