己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
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 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
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【連載小説】「鬼さん此方」第7章(その17)

前回分はこちら

「温かい飲み物がおいしい季節になってきたよね」
 実際には少し熱すぎるくらいだったけれど、カフェラテをちびりと喉に流し込んで言うと、和水も湯気の立ち上る抹茶オレのカップを両手で包み、ぎこちないながらも微笑んだ。
「もうすぐ冬でございますものね」
 そんな表情に航太郎が思わず見とれていると、和水もそれに気づいた様子で、かすかに頬を染めて恥ずかしげに目を逸らした。
「あ、ごめん。和水さんが笑うの久し振りに見た気がして」
 実際にはそんなはずはないのだが、一昨日の夜からの二日ほどの時間が長く感じられたせいだろう、和水の笑顔をずいぶん長い間見ていないような気がしたのだ。
「左様なことは……」
 和水は航太郎の言葉を否定しようとして言い淀んだ。が、それも束の間、弁明するように言葉を継いだ。
「確かに昨日は少し考え事をしていましたが、私はそれほど険しい顔をしていましたか?」
「あ、いや、そういうわけじゃなくて、少し機嫌が悪そうというか悩み事を抱えてそうというか……って」
 今度は航太郎が口籠もる番だった。直接の原因を作った張本人がそんなことを言うのが白々しく感じられたのだ。
「……ごめん」
「どうして謝るのですか?」
 涼子と同じ反応だったが、和水の目には戸惑いの色があった。
「ん、事情を全然わかっていなかったにしても、僕のせいで和水さんに心配をかけてしまったことは確かでしょ。だから、そのことについては申し訳ないと思って」
 ただし、と航太郎は大袈裟に声のトーンを変えて続けた。
「ちゃんと話してくれなかったことについては、僕にも不満があるんだけどね」
「も、申し訳ございません」
 和水が恐縮しきって頭を下げるのが少しおかしかった。しかし、こんなところを涼子に見られたら後々大変かもしれない。
「そういうつもりじゃないんだよ。謝って欲しいわけじゃないんだ。それに、話さなかったのも僕が和水さんを怖がっていたからなんだよね」
 初対面の時以外にも思い当たる節はいくらでもある。体育の時のポニーテールもそうだし、薙刀をやっているという話が出た時もそうだった。そういう機会ごとに和水は航太郎の反応を気にしていた。

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