己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」第7章(その2)

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「……まあ、おおかた航太郎君絡みなんじゃないかとは思うんだけどね」
 少し声を落として、と言ってもそれでやっと普通くらいの声量だが、咲季が言った。
 当然のようにそういう推測が出てくるのはどうも納得がいかない。しかも、桂子も橋本もうんうんと頷いている。
「で、いったい何をやったの?」
 図星を突かれたが、こういう直球は想定の範囲内だし、昨夜の出来事をこの三人が知っているわけもない。つまりは鎌をかけているのだから、そうそうボロを出すわけにはいかないだろう。
「何って、何かする暇があったと思う? だいたい昨日の帰りに和水さんと最後まで一緒にいたのは咲季ちゃんたちだろ」
 思考が表情にでやすいことは自覚している航太郎だが、前もって予期していただけにうまく隠し通せたと思う。
 それでも咲季はしばらく航太郎の表情から何かしら読み取ろうと努力している様子だった。しかし、結局は諦めたようだ。
「それもそうだけど、その後にまた会ったかもしれないじゃない? そうでなくても電話とか……」
 勘のいい人というのはこれだから困る。当て推量でここまで核心を突いてくれば、構えていても反応しそうになる。もしかしたら眉くらいは不自然に動いてしまったかもしれない。
「でも、学校にいる時から少し様子はおかしかったのよね」
 と言うのは桂子だ。こちらもなかなか侮れない。
「えぇ、そうかあ? いつも通りだったと思うけどな」
「音楽室の窓際で藤崎さんと天神君、二人で何か話してたわよね。あれは関係ないのかしら?」
 意外そうに目を白黒させている橋本を横目に、桂子が航太郎に追及の手を伸ばした。
 が、航太郎もその会話のことは失念していたから、惚けた顔で桂子の顔を見返すばかりだった。やはり油断がならない。
 しばらく思考を追いつかせ、その時の会話をゆっくりと記憶の泉から拾い上げていく。
「ああ、あれね。えっと、大した話じゃないんだよ。幽霊が本当にいると思うかって、ただそれだけ。和水さんね、意外と信じてるみたいだったから、幽霊」
 今になって思えば、あれは夜の幽霊退治の下調べを兼ねていたのかもしれないが、そんなことを素直に話す気はない。

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FF2で、竜巻の中で皇帝を倒した後にお城でダンスパーティがあるのですが、この時の音楽が皇帝円舞曲。ちょっとばかしタイミングの悪い曲じゃないですか。クロワッサンの起源に関する伝承を思い出しました。
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