己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

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【連載小説】「鬼さん此方」第6章(その20)

前回分はこちら

「あ、前に和水さんに聞かれたことがあるんです。宮前梓紗って人を知ってるかって」
 志麻が思いの外に驚いたものだから、航太郎も慌てて弁明じみた言動をしてしまった。
「知ってるの?」
「記憶にはありません」
「曖昧な答えだね」
 志麻はふっと笑った。航太郎は和水に聞かれた時に思ったことを素直に話すことにした。
「聞いたような名前だし、口に出したこともあるような気がします。でも、テレビか新聞で見たんじゃないかってくらいの印象なんですよ。確かに曖昧かもしれませんが、そうとしか言いようがないんです」
「そう。それについては改めて考えることにしよう。和水がどうしてそんなことを聞いたのかも気になるしね。今日のところは時間も時間だし、これくらいにしたほうがいいね」
 志麻に言われて、ようやく自分がマンションの前に着いていることに気がついた。ということは、志麻の家である神社を通り過ぎて坂を下ってしまったということだ。話に夢中になって気がつかなかった。志麻も同じく失念したのかと思ったが、その表情を見る限りうっかりしていたわけではなさそうだ。
「あんなことがあったばかりだからね。特別にお姉さんの護衛付きってことで」
 こんなことを考えては失礼だが、志麻は見た目によらず気が利く。
「すみません。遠回りさせてしまって」
「いいっていいって。でも、今後はとにかく気をつけて。見えないってことは自衛もできないってことだからね。航太郎にできるのは危うきに近寄らず、それだけだよ。ああ、そこのスーパーとかコンビニくらいなら夜でもたぶん大丈夫。この辺りはうちの神社の影響力の範囲内だから、質の悪いのはいないと思う。それを破れるくらい強力な奴だったら、あたしたちが察知して動いてるから。
 で、話の続きなんだけどさ、明日の放課後にうちの神社に寄ってくれるかな。そこなら少しくらい遅くなっても安全だと思うから」
 気になることは残っているが、それは志麻とて同じだろう。こんな時間に外で立ち話を続けるのも気が引ける。
「わかりました。じゃあ、また明日、で」
「うん、また明日。あ、そうそう、宿題がんばってね。もういい時間だし、今日は徹夜かな、ふふふ」
 最後の最後で、志麻は航太郎に嫌なことを思い出させて去っていった。

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拍手レス、行きます。

> 和水 おびえられてたことに気がついてたんですね それでも近づいたと
言うことはおびえる小動物に一家言?(12/24)

一応、わかってて気にしてるっぽい描写はぽつぽつと入れておいたつもりです。私の力不足でわかりにくかったかもしれませんが。
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