己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

Prev  «  [ 2017/08 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
 Huey Chandubois
●Garuda
 Hugh Woodfield

うちの子描いて
Twitter
mixi
外国人参政権反対!

連載小説 一覧

カテゴリー
PR

Flowers夏篇

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

【連載小説】「鬼さん此方」第6章(その11)

前回分はこちら

「僕のほうは急ぎませんよ。先輩の都合のいい時で結構です」
「わかった。なるべく近いうちに時間作るね。じゃ、あたしはこっちだから。またね」
 志麻は航太郎のマンションとは別の方角を指差して言った。その道の先にあるスーパーが目的地なのだろう。
「ええ、また」
 航太郎もそう返してマンションに向かって歩き出す。
 が、
「そうだ、航太郎」
 数メートルと進まないうちに再び志麻に呼び止められた。振り返ると、志麻がせかせかと道を引き返してくる。
「お姉さんからプレゼント」
 そう言って志麻がびしっと突きつけてきたのは一枚の小さなお札だった。それを見て、この人は本当に神社の娘なんだな、などと少しずれた感想が浮かんでしまった。
「お守りみたいなもの。鞄でも服でもいいから、邪魔にならないところに入れて持っててくれると嬉しいかな」
 お札に描き込まれた意味不明の文様をしげしげと眺め、裏返したり街灯に透かしたりしていると、志麻は苦笑いを浮かべて言った。
「大丈夫だって。変な呪いなんてかけちゃいないから。そこんとこはもうちょっとお姉さんを信用して欲しいな」
 変な呪いがかかっていたらどんな目に遭うのか気になるところではあるが、決して疑っているわけではない。ただ、どうしてそんなものを自くれるのか不思議に思っただけだ。自分はそんなに危険な立場にいるのだろうか。
「とは言っても、練習で作った簡易的なものだから過信はしないでちょうだい。今度、もっとちゃんとしたのを作ってきてあげるから。それまではそれで我慢しといて」
 強引に押しつけてくる志麻の勢いに押され、航太郎は曖昧にお礼の言葉を口にしながらお札を受け取った。
「じゃ、今度こそバイバイ。夜遊びするんじゃないわよ」
 そう言って志麻は慌ただしくスーパーへ向かう道を駆けていった。
「はあ……帰るか」
 もう一度、志麻に手渡されたお札を表裏と眺めてから、一応丁重にポケットにしまい込んで歩き出した。

次へ

こちらのランキングに参加しています。面白いと思ったら投票お願いします。
NNRランキング

「キミキス pure rouge」の後期EDをSuaraさんが歌うそうです。これは楽しみが増えました。
Web拍手

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

http://woodfield.blog21.fc2.com/tb.php/446-ce1551df


あぷろーず!

拍手ボタンです
ショートショートありマス
ブログ検索
カレンダー(月別)
07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
リンク
ブログ・日記中心のリンク集
PR


キャラアニ.com

株取引

最近のコメント
最近のトラックバック