己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」 第4章(その12)

前回分はこちら

 咲季、橋本、それに桂子までが狐につままれたような表情に変わった。和水もかすかながら戸惑いを浮かべている。
 航太郎は静かに頷いてニヤリと笑い、男の口調を真似して返した。
「アニキ、だよね」
 すると男は苦笑いを浮かべながら、短く刈りそろえた硬そうな黒髪をワシワシと掻き、サングラスを外した。現れた端正な顔立ちに咲季が思わず嘆声を漏らす。
「二年ぶりくらいか?」
「二年半だよ」
 航太郎が訂正する。アニキこと箱崎旅人(はこざきたびと)は顔を綻ばせた。
「まさかこんな所でお前に会うとはな」
「それはこっちのセリフだよ。箱崎の小父さんも、アニキがこの街にいるならそう教えてくれればいいのに。引っ越しの時も何も言わなかったんだから」
「あ、ああ、そうだな」
 どことなく歯切れの悪い相槌を打った後、旅人は続けた。
「航太郎はいつからこの街にいるんだ?」
「つい最近引っ越してきたばかりだよ。父さんが転勤になって。やっぱり小父さんからは聞いてないんだ?」
「ああ。その……最近は連絡してなくてさ」
 どうも実家の話になると歯切れが悪くなるようだ。ケンカでもしたのだろうか。だったらこれ以上触らないほうがいいだろう。
「こっちの高校に通ってるの?」
 続けて航太郎が質問を投げかける。久し振りに会ったのだ。旅人のほうも航太郎に聞きたいことはあるのだろうが、二年半もの間こちらに消息を知らせなかったのだ。それくらいは譲ってもらいたい。
「まあ、そんなところかな」
 やはり歯切れが悪い。以前はこれほどはっきりしない性格ではなかったのだが。
「あの……聞いてもいいかな?」
 右手を小さく挙げながら咲季が話に割り込んできた。そこでようやく、他の四人を置き去りにしていたことに気がついた。
「あ、こっちだけで盛り上がっちゃってごめん。何?」
「その人、航太郎君のお兄さんなの?」
 咲季の問いかけに航太郎は思わず笑いを漏らした。

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