己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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 レーナ

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【連載小説】「鬼さん此方」 第4章(その7)

前回分はこちら

 そんな航太郎の様子を見て、咲季がにやりとほくそ笑んだ。からかい甲斐のある獲物発見、といったところか。
「どうしたの? 顔が赤くなってるわよ。あ、さては最後のシーンで何か変な妄想してたんでしょ」
 びくりと肩を震わせる航太郎。しかし、過剰な反応を示したのは航太郎だけではなかった。
「あれ、和水ちゃんもなの?」
 咲季が少し戸惑い気味に尋ねた。
「え? ……あ」
 どうやら、さっきの言葉が自分に向けられたものではなかったことにようやく気がついたらしい。和水の赤い顔がますます赤くなる。
「もしかして二人で映画と同じことをしてたのかしら?」
「いやいやいや、してない! してないから!」
 右手を高速で横に振って航太郎が咲季の問いを否定する。
「ムキになるところが怪しいよな」
 咲季と橋本の好奇の目を見て、抗弁すればするほど自分の首を絞める結果になるのがよくわかった。二人とも事実はともかくとして、航太郎と和水をからかって遊んでいるだけなのだ。
 いつも通り静かに微笑んでいる桂子にSOSの視線を送るが、ふわふわと微笑んでいるばかりで助けに入ってくれそうにはなかった。
 隣では和水が困って顔を伏せている。
 仕方がないか、航太郎は覚悟を決めた。
 すっと立ち上がると、和水に小さく一言。
「ちょっとごめん」
 そして和水の右手を掴み、少々強引に引っ張って立ち上がらせた。そのまま和水の手を引いて駆け出す。
 後ろから咲季と桂子の歓声が飛んでくる。
「あ、こら、待ちやがれ!」
 追いかけてくる橋本の声も妙に楽しそうだった。
 出口に向かって走りながら、しっかりと握り返してくる和水の手は熱かった。

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