己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
●Ship4
 スセリ、ユーイ
 ミコト、オトタチバナ
●Ship3
 レーナ

FF14
●Gungnir
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●Garuda
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【連載小説】「鬼さん此方」 第4章(その3)

前回分はこちら

「そうね、私たちは別行動でも構わないわよ」
「のわあっ!」
 耳元でのんびりした声が聞こえて飛び上がった。
「おはよう、藤崎さんと天神君」
 頭に赤のベレー帽を乗っけた中洲桂子が手を振りながら笑っている。神出鬼没は相変わらずだ。いつもと同じはずのニコニコ顔が、ニヤリとほくそ笑んでいるように見えたのは気のせいとして済ませてしまっていいだろうか。
「ダメ、却下! 私は和水ちゃんと一緒がいいの」
「きゃっ!」
 澄み渡る青空をそのまま写し取ったような清涼な声に和水の短い悲鳴が続いた。
 例によって咲季が後ろから和水を抱きすくめていた。武道に通じているはずの和水がどうしてこうも簡単に後ろを取られてしまうのか、それが不思議だった。
もしかしたら咲季には何かしらの特殊能力が備わっているのかもしれない。例えば、女の子にセクハラする時だけに発動するステルス能力。……使えない能力だ。
「朝からいい雰囲気作っちゃって。お姉さん、妬いちゃうんだから。和水ちゃん、航太郎君の見た目に騙されちゃダメよ。ああいう顔はきっと何か隠してるに決まってるわ」
 咲季は和水の首筋に噛みつくかキスでもするのかというほど顔を近づけて囁いた。少女が二人絡み合っている姿は健康的な男子としては目の毒なのだが、それは置いておいて、咲季は航太郎に何か恨みでもあるのだろうか。
 そもそも、何か隠しているのはむしろ和水のほうであって、外見に騙されているかどうかはともかく、クラクラ参っているのは航太郎のほうではないか。
「気にしないで、天神君。咲季ちゃんはただヤキモチ焼いてるだけだから」
 ふわふわの笑顔で桂子が言った。さっきの第一声と言い、このコはテレパシストなのか? それとも航太郎の表情がわかりやすいだけなのだろうか。
「それにしても、今日はまた一段と可愛いわね。リボンなんて付けちゃって」
 そう言いながら和水の髪を束ねる紫リボンをくいくいと引っ張っている咲季はボーダーのTシャツの上からターコイズブルーのカーディガンを羽織り、デニムのジーンズを履いた、ややボーイッシュな出で立ちだった。
 尚、航太郎の傍らに立っている桂子の服装は薄いピンクのワンピース。ハイウェストのベルトは赤いリボンで、頭の上のベレー帽とお揃いの色だった。小柄な体型と相まって、どことなくファンシーな印象だ。

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