己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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 レーナ

FF14
●Gungnir
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【連載小説】「鬼さん此方」 第3章(その6)

前回分はこちら

「でもいいの? せっかくいつも立派なお弁当作ってくれてんのに学食なんてさ。家の人泣いてなかった?」
 橋本は橋本で大袈裟な心配をしている。昼休みの学食は親不孝者の巣窟なのか? そもそも、和水の両親を泣かせるほどの学食を愛用している橋本はどうなのだと問い詰めてみたい航太郎だった。
「いえ、そのようなことは。少々、揉めはいたしましたが……」
 揉めたんだ……。和水以外の四人は表情こそばらばらだったが、一様にそんなことを考えたに違いない。
「……!」
 突然鋭い視線を受けたような気がして航太郎は列の後方を振り返った。
「天神君?」
 意外と目ざとい桂子が航太郎の不審な動きに反応した。
「あ、ごめん。誰かに睨まれた気がして」
「またかよ。お前、最近多いよな。自意識過剰なんじゃねえか?」
 橋本が呆れ気味に言った。確かに最近よく視線を感じるのだが、橋本が言うような熱い視線ではなく、むしろ背筋が凍りそうな冷たいものだった。
 中でも今回はいつもよりも強烈だった。敵意を露わにした刺すような視線。殺意というほどではないと思うが、好意的なものでないのは確かだった。例えば、和水を本気で恐れていた初期だって、そんな種類の視線は一度たりとも感じたことがなかった。
「和水ちゃんの隠れファンじゃない? 俺の和水に近寄るなって感じ?」
 そう言って咲季がニヤニヤ笑う。それは立派なストーカーだ。
「ま、刺されないように気をつけるこった」
 両手を首の後ろに組み、まるで他人事のように橋本が言った。
「和水さんの近くにいる男っていうなら橋本だって同罪だろ」
 抗議の声を上げるも、橋本はひらひらと右手を振って受け流した。
「俺は違うってわかってんじゃねえか、直感的にわかるんだろうよ」
 直感的に何がわかっているのかと問い質したいところだが、橋本のこういう発言こそ直感的なものなのだからまっとうな返事は期待できまい。
 もう一度後ろを振り返ってみたが、敵意を持って航太郎を睨みつけている人物は見当たらなかった。もっとも、この人混みの中に隠れてしまうことは造作もないことだろう。

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絶望した! 「鬼太郎」までキャラソンを出す今の風潮に絶望した!(悠)

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