己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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プロフィール

林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
趣味:フルート、アニメ、ゲーム
オータムリーフ管弦楽団所属

PSO2(IDネーム:林原悠)
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【連載小説】「鬼さん此方」 第1章(その8)

前回分はこちら

「天神君、お昼はどうするの? 私たち、食堂に行くんだけど、一緒にどう?」
 いいタイミングで咲季が声をかけてくれた。他にも男女一人ずつが一緒のようだ。三つ編みの少女と、縁なし眼鏡をかけた小柄な少年。おそらくは咲季の友人だろう。
「弁当持ち込みでも大丈夫かな?」
「え、天神君お弁当なの? うーん、うちの食堂ってそんなに広くないから、持ち込みはダメなのよね。禁止ってわけじゃないんだけど、暗黙の了解というか」
 残念そうな咲季。
「そっか。だったら仕方ないね。また誘ってよ。僕はどこかその辺でお弁当食べるから」
 航太郎がそう言うと、咲季は隣で弁当を広げている和水を見ながらニヤリと笑みを浮かべた。嫌な予感。
「教室で食べないの? せっかくだし藤……」
「わああっ! ほら、天気もいいし、外で食べたい気分かなって」
 案の定、咲季が不穏なことを口走ろうとしたので、航太郎は慌てて言葉を遮りながら鞄の中をまさぐった。
「あれ?」
 確かに朝、母が弁当を作っていたはずなのだが。
「どうしたの?」
「お弁当、忘れたみたい」
 どうやら、寝不足と精神的ダメージでぼーっとしていたため、弁当を鞄に入れるのを忘れたらしい。
「だったら問題解決ね。一緒に食堂に行きましょ」
 そう提案してくる咲季はやたらと嬉しそうだ。
 そもそも問題というわけでもないし、せっかく作ってもらった弁当が無駄になってしまったことのほうが問題のような気はしたが、ひとまず教室を離れることができるのだからよしとすることにした。心の中で母に手を合わせて謝っておく。
「うん、よろしく」
「そうと決まったらさっさと行こうぜ。俺、もう腹ぺこだよ」
 縁なし眼鏡の少年がそう言って急かす。それから思い出したように航太郎のほうを向いて言った。
「あ、俺は橋本ってんだ。よろしくな、天神」
 すると、三つ編みの女の子もついでとばかりにぽつりと呟いた。
「中洲桂子(なかすけいこ)。よろしく」
「じゃ、行きましょうか」
 咲季がそう言って一同を促した。

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