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己の意志の弱さと戦いながら細々と小説書いてます、たぶん。

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林原悠

Author:林原悠
林原悠の煩悩世界」管理人

ネットの片隅の小説書き
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「ガールズ&パンツァー」エクストリーム爆音上映

もう1週間経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
昨年はちょっとバタバタしていろいろなことがおざなりになってしまった感があるので、今年はもう少しアクティブに行きたい林原です。


さて、2019年最初の週末はガルパン漬けの2日間。Zepp ダイバーシティ東京で開催された「『ガールズ&パンツァー』エクストリーム爆音上映」に両日行ってきました。

それぞれ昼(朝?)と夜の2回公演だったのですが、私はどちらも夜公演。
だって朝はキツい……と思っていたのですが、1日目に関しては夜もなかなか大変でした。

1日目(1/5)はTVシリーズ全話とOVAのアンツィオ戦の一挙上映。
長いですよね。
夜公演は17時から。
まあ、一応、尺とか計算してだいたい何時くらいに終わるかなっていう皮算用はしてたんですよ。

しかし、声優さんたちの舞台挨拶があるのはわかっていた私ですが、主題歌アーティストさんたちのミニライブは若干想定外。……いや、出演者に名前が出てる時点で想定しとけよって話ですし、サイトによってはちゃんと事前に明記されてるところもあったりしたわけですが。

いや、ライブ自体は楽しかったし、いいんです。生で聴くの初めてだったし。

そんなわけで1話が始まった時点で30分くらい経ってたかな。皮算用が狂って若干不安です。
まあ、上映が始まってしまえばそんなこと気にならんのですけどね。

今回のイベントはいわゆる応援上映ってヤツで、控え室に聞こえるくらい存分に叫んでくれって声優さんたちも仰っていたので、敵戦車を撃破すると拍手が起こったり、戦車が行軍するシーンのBGMに合わせて手拍子を入れたりと大盛り上がりでした。

決めゼリフとかも一緒に叫んだりしてました。
お馴染みの「パンツァーフォー!」はもちろん、
「ヒヤッホォォォウ! 最高だぜぇぇぇぇ!!」
「それだっ!」
「ドゥーチェ! ドゥーチェ! ドゥーチェ!」
などなど。めっちゃ楽しかったです。

翌日の劇場版の時もそうですが、文科省の役人が出てくる場面ではブーイングが起こったりも。

プラウダ戦の時にはロシア語の例の歌を一緒に歌ってる人たちもいましたね。私はロシア語わからんので空耳レベルで適当に口ずさんでるだけでしたが。

そして、さすが「エクストリーム爆音」を冠するだけあって迫力がすごい。砲撃音はもちろん、重戦車やらマウスやらの走行音でも振動がずんずん伝わってきました。

……まあ、私の席が1日目は前から5列目の右端付近、2日目は同じく5列目の左端付近と、どちらも結構な近距離にスピーカーがあったので、それによるところも大きいかもしれませんが。

両日とも音響監督の岩浪さんが現場でライブ音響調整をしていたとのことです。2日間、朝から夜まで大変お疲れ様でした。

で、そんな楽しい時間を過ごして終演は23時30分頃。
既に終電がありませんでした。

仕方ないので行ける所まで電車で行って、そこから3駅分ほどタクシー使いました。
いつもなら1時間くらいかけてのんびり歩いて帰るという選択肢もあるのですが、さすがに翌日も上映会なので体力は温存したい。


ということで2日目(1/6)は劇場版と最終章第1話。
個人的にはこっちが本番という感じで、実は最終章第1話だけ未視聴で初見だったのですよ。

開演時間が前日より30分早い16時30分だったのは翌日が月曜日だからの配慮でしょうか。
上映時間も前日に比べると短いので、その分ライブが長めでした。全部で7曲だったかな。

ちなみに全体の8割くらいが私のような両日参加だったようで、まあ、そうなりますよね。

前日のTVシリーズから劇場版までは視聴済みで結末もわかっているはずなのにやっぱり決戦の場面ではハラハラするし、「ガルパン」は何度観ても面白いなあと再確認しました。

劇場版のプラウダのあの壮絶なシーンはやっぱりグッと来ましたしね。

あとあれです。中盤で学園艦を降ろされた後、出航していく学園艦に向かって1年生たちが泣きながら走って行くところ。あそこが結構辛くてですね。中には一緒に「さよならー!」って叫んでいる人もいましたし、私もそうできればよかったのですが、ちょっと無理でした。

そう、改めて一気観して1年生チームが結構なお気に入りになっててですね。
最初は戦車捨てて逃げ出してた子たちがすっかり頼もしく成長しちゃって。

1年生のツインテ眼鏡の大野あや、前から割と好きではあったんですよ。
公式のプロフィール眺めてたら好きな戦車に「オチキスH35」挙げてて、趣味が合うなあと思ったのがきっかけです。
フランス戦車、可愛いよね。

あと単純に、ああいう底抜けに明るいタイプって好きですしね。サンダースのケイさんとか。


で、初見の最終章第1話ですが……フランス戦車、可愛いよね。
ルノーFTの愛くるしさよ。リアルであれ以上に可愛い戦車が存在するでしょうか(反語)

そのFTをフラッグ車とするBC自由学園ですが、あのアンツィオに負けたマジノ女学院の分校らしく、ああ、やっぱりフランス系は弱いのなって思ったものですが、意外に強敵っぽいですね。

大洗の裏をかいた作戦が失敗したと見るや即座に退却を命じて立て直しを図る辺り、隊長のマリーさん、頭緩そうに見えてなかなかの切れ者のようです。

次の第2話で決着がつくようで、予定では半年くらい先になりそうですが楽しみですね。

上映終了後はみんなで「Enter Enter MISSION!」を歌ってお開き。
とにかく楽しい2日間でした。こういうイベントがあったらまた行きたいです。

尚、20時30分くらいには終わったのでフードコートでご飯を食べて夜のユニコーンを見る余裕もありました。

ユニコーン


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テーマ : ガールズ&パンツァー
ジャンル : アニメ・コミック

アニメ「やがて君になる」第13話感想 ※ネタバレあり

アニメ第13話「終着駅まで/灯台」の感想です。原作の第23話と第24話、それに幕間「これまでとこれからと」に当たります。

七海家の墓参り。姉のできなかったことをちゃんとやると墓前に誓う七海先輩。
「そうしたら……」と言ったところで画面に映るのは小川を流れる蝉の羽。何とも不穏で挑戦的な幕開けです。

いつもの喫茶店で脚本の改訂について打ち合わせる侑とこよみ。そこでこよみから侑に「劇のタイトルを考えて欲しい」とのお願い。これはアニメで追加された下りなのですが、なるほどそう来たか、と。実際、原作でも劇のタイトルは侑が考えたものなのですが、そこに至る流れが明示される形になりましたね。

侑とこよみが喫茶店を出て行った後、夕暮れ時になって七海先輩と佐伯先輩が来店。原作ではほとんど入れ違いのようにも見えたのでアニメで時間経過がわかりやすくなったのはいいですね。

この辺りは本編と幕間をいい具合に溶かし込んでる感じがしました。

喫茶店の前で別れる2人。佐伯先輩は去って行く七海先輩の後ろ姿に向かって手を伸ばすことしかできない。ほんの少し踏み込むのが精一杯なのですね。

駅に向かう七海先輩。生徒会劇を成功させる、最後まで姉を演じきる、そう気持ちを奮い起こしますが、一方で劇が終わったらどうすればいいのか、ようやくそこに思い至ったようです。

この時、駅のホームで電車が通過するのに合わせて七海先輩が一歩歩み出すというアニメオリジナルの演出。電車が通過したのは反対側のホームの線路なわけで、通過後には七海先輩は変わらずホームにいるわけですが、一瞬ゾクリとさせられました。

そこに侑から遊びの誘い。七海先輩は予想もしていなかったようで、びっくり。
ちなみに、七海先輩の後ろの壁には「AQUA WORLD」の広告。これ、伏線……です?

Aパートラストは再び喫茶店。閉店後の都さんと帰ってきた理子先生のやり取りです。
「私べつに女に興味ないんだけど」という理子先生の発言に魂が抜け出る都さん。原作でもレアな都さんの表情でしたが、アニメはそれ以上にコミカルになっていました。

そしてBパートは水族館。はい、「AQUA WORLD」です。コメントで「駄女神ワールド」とか言うのはやめろ。

侑から誘ってきたことを意外そうに語る七海先輩に対して侑は「暇だし遊びに行きたかったんだけどみんな忙しそうで」と、特別なことではないことをアピール。が、いつもならそこに安心するはずの七海先輩は珍しく複雑そうな表情に。落ち込んでいる時に遊びに誘われて嬉しかったものだから、ついでのような言い方が気に入らなかったのでしょうか。めんどくさい人です、もう。

メンダコを知らない七海先輩に割とガチな口調で「信じられない」と叫ぶ侑。そこは許せないポイントだったらしいです。

イルカショー。「だいぶ埋まっちゃってるね、席」と言う割には空席が多いように見えるのですが、原作と同じくらいの埋まり方でした。が、原作にはこのセリフ自体がないんですね。アニメでわざわざ入れたのはどうしてなんでしょうね?

前方の席は水飛沫で全身ずぶ濡れになるよ、というアナウンスに対してうずうずする2人。侑はともかく、七海先輩もこういうところ結構子供っぽいですよね。

「好き」と言うことで安心する七海先輩。侑を好きな気持ちは姉の模倣ではない、七海先輩自身の気持ちだから。自分を否定して姉のようになろうとしながらも一片の自分らしさを見つけて安心する、そんな矛盾すら侑は受け入れます。だと言うのに、そんな侑に対してどうして後々あんな仕打ちができるんですかね、この人は。

コホン。気を取り直して。

ペンギン大行進のイベント時間に早く着きすぎて誰もいない中、その場で劇の練習をやることに。アニメオリジナルですね。

「私は、ここに来てからのあなたしか知らない。でも、あなたの癖を知っている。あなたの好きな小説も、あなたの好きな花の色も。知らないんです、あなたしか」

最終回ということで、改変後の劇の展開の一部をこういう形でチラ見せしてきました。もしかしたら続きはアニメにならないかもしれない。もしそうなっても少しでも視聴者に伝えたい、そういう制作サイドの気持ちの表れでしょう。それでいて、もし続きが作れる場合に破綻のないように。上手い匙加減だったと思います。

今までは侑の心理を表すのに使われてきた水のモチーフが七海先輩の視点で描かれます。これが何を意味しているのか。七海先輩の迷い、自分は誰を演じていけばいいのか、という葛藤を表現したものと考えるのが手っ取り早いのかもしれないけれど、今まで水のモチーフは「好き」とか「特別」という気持ちがわからない侑の心情の表現だったんですよね。そうすると、七海先輩もそれがわからなくなってきているのかなあとも。

もしかしたら、侑の素っ気ない態度に今までのように安心できなくなっているのかもしれません。だから七海先輩から離れていく侑に置いていかれるような錯覚があって手を伸ばしてしまった。そして振り返った侑に笑顔を向けられて我に返ったのかもしれません。

……まあ、この辺は原作を最新話まで読んでいる立場としての希望的観測が多々ですが。

ここで挿入歌「好き、以外の言葉で」が入ります。エンディング「hectopascal」のカップリング曲ですね。

侑を見失って辺りを見回す七海先輩の手を握る侑。第1話の構図そのまま立場が逆転した感じになっています。戸惑う燈子とはっきりした意志を持って手を取る侑。

 このまま、
 終わらなければいいのに……

 出口……ですね

ここが文字だけで表現されていたの、もうなんか胸がいっぱいになります。視聴者としてはこのアニメが終わってしまうという自分たちの感情も重なってくるわけで、名残惜しさが溢れます。

帰りの電車。眠る七海先輩の隣で侑はスマートフォンに劇のタイトル候補を打ち込んでいます。
『君しか知らない』と。

侑にもたれかかる七海先輩。重なる影。
「先輩、そろそろ乗り換えですよ」

もちろん言葉通り電車を乗り換えるという意味なのでしょうけれど、他の意味も見えてきますね。

先輩の今までの生き方、自分を殺して姉のようになろうとする生き方から先輩自身の生き方に「乗り換え」る時だよ、というメッセージ。

原作既読者としては、最高のアニメ化でした。
だからこそ続きも観たい。
少しでも二期の望みが出るならとBlu-rayは全巻予約しました。
それでも足りなければ、Twitterでも呟きましたがクラウドファンディングとか。
その場合、家賃2か月分くらいなら出す所存です。

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

アニメ「やがて君になる」第12話感想 ※ネタバレあり

アニメ第12話「気が付けば息もできない」の感想です。原作の第22話に第23話の一部が入ります。

アバン。合宿3日目の朝、侑が目覚めると既に隣の布団は空で、外に出るとそこには七海先輩。ちゃんと寝たかと問いかける侑に七海先輩は「元気だよ」と返答。

この時に侑が見せる不満げな顔は、やはり昨晩の様子のおかしさが気になってのものでしょう。何かあったに違いないと思いながらも2人きりの場ですら話してくれない。花火の時は他にも人がいたから仕方ない。とは言え、佐伯先輩には何か話していたようで、ヤキモチですかね。

Aパート。生徒会室で劇の練習。市ヶ谷さんの言葉を引きずる七海先輩は劇の主人公と自分を重ねてしまったのか、その場の全員が呆気にとられるほどに演技が過熱していきます。

コンビニに買い出しに出た際に侑は「七海先輩はどうしたのか」と佐伯先輩に尋ねますが、佐伯先輩は「自分が見ているから大丈夫」と。

はぐらかされた時の侑のぐぬぬ顔はレアで大変可愛かったのですが、それよりも佐伯先輩です。昨夜ちょっと踏み込んで七海先輩の不安を話してもらえたからと、すっかり浮かれてますね。侑が何も聞いていないらしいことを知ってリードを取ったような気になっているのでしょうか。ここの佐伯先輩は、申し訳ないけれど少し滑稽に見えました。

体育館での舞台稽古はアニメオリジナル。原作既読組としては脚本が改訂されることを既に知っているわけで、ここで練習している初期稿バージョンのラスト(?)は実は原作には出てこない部分なんですね。スマホのパスワードが恋人の誕生日だったりと、これはこれで辻褄の合った展開になっていたのがわかります。さすがこよみ。

合宿も無事に終わり、侑は七海先輩に一緒に帰ろうと声をかけます。

踏切での回想シーンはこれまたアニメオリジナル。表情には出していませんが、侑の心情の変化がはっきりと表されていました。その流れから侑は七海先輩を部屋に誘います。一度は遠慮を見せた七海先輩でしたが、侑の勢いに押し切られ、「すごく甘えちゃうと思うんだけど」と。

Bパートに入って侑の部屋。侑が戻ってくるのを1人待っている七海先輩は扇風機をつけ、そこでふと以前お土産に渡したプラネタリウムに手を伸ばします。この辺りの描写はまるっとアニメオリジナルで、原作ではそういや侑の部屋に扇風機ありませんでしたね。エアコンないってのはどこかで言及されていた気がしますが。

戻ってきた侑をベッドに座らせ、流れるように膝枕に持ち込む七海先輩。甘える宣言しただけあって最初から本能全開です。

でまあ、キスの場面ですが、侑も目を閉じて自分から近寄っていってますね。以前、例えば第4話の時とはまったく異なる動き。こういうのは漫画ではなかなか描写しづらいと思うので、アニメ化様々です。

2人でベッドに横になる場面。原作もそうでしたが、七海先輩が侑の胸に顔を埋め、侑がそれをあやすような格好になっているのが実に「尊い」光景ですね。これが「年下の姉」ってやつですか(違うかなあ)

七海先輩はここで市ヶ谷さんとの会話で得た困惑を語ります。佐伯先輩には踏み込まれて初めて答えたけれど、侑には自発的に話す。また、佐伯先輩と話していた時は「姉」だったのに、侑と話す時は「お姉ちゃん」という言葉を使う。距離の取り方に決定的な違いがあるんですよね。

再びキスシーン。ここで七海先輩が侑の手を押さえ込んだ時、侑の手がが一瞬握り返そうとして止まるんですね。この描写、もう熱くて、悲しくて、泣きそうです。

「侑は私のこと好きにならないでね?」と言う七海先輩に何かを言い返そうとするも声にならない侑。ここも苦しさと切なさがひしひしと伝わってきます。

先輩を駅まで見送る場面。原作では「先輩だってわたしの○○もののこと嫌いって言わないでよ」というモノローグ、伏せ字になっている部分は「バカ」という侑の台詞で隠される格好になってるんですね。これをアニメでどう表現するのか気になっていましたが、モノローグに「バカ」という台詞を被せる直球の演出でした。

この後、侑はこよみに電話をかけ、劇の結末を変えようと提案。原作では日を改めてこよみと具体的な話をするのですが、アニメではその日のうちに家を飛び出してこよみの家まで走る展開に。

夜の街を走る少女という場面を作りたかっただけかもなあ、なんて邪推もつい湧いてしまいますが、侑の抑えきれない気持ちが溢れていて、いい改変だったと思います。

侑の指摘を受けてこよみが怖い顔で「ありがとう」と言う場面。原作もなかなかでしたが、アニメもいい具合に怖い顔になっていました。

そしてアニメで追加された、脚本から顔を覗かせながら「どうして今日になってそんなこと思ったの」と問いかけるこよみはめっちゃ可愛かったですね。

侑は「あの人を変えたい」とはっきり行動に出ます。ここが佐伯先輩とのスタンスの違いで、佐伯先輩はちょっと踏み込んでは見たものの、結局は七海先輩のやろうとしていることに干渉するのではなく見守る姿勢なんですよね。だから七海先輩が不安を話してくれただけで満足して舞い上がってしまう。

でも侑はそこに納得がいかなければ自ら行動を起こす。それが「傲慢」や「わがまま」かもしれないと思っていても納得できないままで放置することはできないわけです。

というところでアニメは次が最終回です。

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

アニメ「やがて君になる」第11話感想 ※ネタバレあり

原作最新37話、読みました。まあ、思うところはいろいろありますがそれは機会があれば。

アニメ第11話「三角形の重心/導火」です。原作の第20話と第21話に当たります。合宿回です。

アバンでのやり取り、
七海「なんか久しぶりな気がするね」
侑「十日からそこら会わなかっただけじゃないですか」
素っ気ない風な侑に満足げな七海先輩。また外すとバッドエンド直行の選択肢かと思ってしまうのですが、たぶんそこまで考えてないんだよなあ、この人。

オープニングが終わると生徒会室で脚本の読み合わせ。自分の台詞になったことに気付かない堂島を槙くんが肘で小突きます。アニメオリジナルのカットですが、堂島には若干当たりが強めなとことか、この2人も仲いいんだなあと思わされますね。

そして夜。お風呂です。七海先輩と一緒に大浴場に入ることに躊躇する佐伯先輩。さすがガチです。

脱衣所に着いたら着いたで妙にそわそわする先輩二人を余所に侑は勢いよく服を脱ぎます。いっそ潔い脱ぎっぷりですが、その実、内心では明らかに七海先輩を意識している様子。チラリと見えた先輩の下着姿にやや顔が赤らんでいます。

極めつけは浴槽で大きく伸びをした侑を見た七海先輩の心の声、

「合宿って……すごい」

にかかる謎のエコー。大笑いしました。

ここで挿入される原作4巻巻末の4コマ、男子部屋の会話ですが、「女子部屋はどんな話してんのかなあ」「楽しそうだよなあ」と堂島に振られて、ピリピリした空気を想像しながらも槙くんは「だねー」と返すのですが、ここには改変が入っていました。割と好きなやり取りだったのでちょっと残念。

消灯時間になってからの七海先輩の「私は小さい電気点けとく派」発言。原作を読んでいた時は、七海先輩ってこうピンポイントに子供っぽさが残ってるよなあくらいに思っていたのですが、前回のCパートで普通に灯りを消して寝ていたことから「侑の寝顔が見たくてそう言ったのではないか」との説が一部で浮上しており、なるほどなあと思った次第です。

三者三様の葛藤があって寝不足気味に明けた翌朝、前回チラッと登場した市ヶ谷さんが指導に訪れます。

その市ヶ谷さん、7年前の生徒会メンバーで七海先輩の姉の同級生でした。ちなみにアニメ第4話で侑が見つけた演劇台本には「七海澪」の名前と一緒に「市ヶ谷知雪」の名前もしっかり出ていました。原作既読者は気付いてた方も多いのではないでしょうか。

そしてその市ヶ谷さんは自らてきぱきと仕事をこなす七海先輩に対して、
「生徒会長っていうのはもっと、人を動かして自分はのんきにしているもんだと思ってたよ」
と告げます。

この言葉が引っかかった七海先輩は市ヶ谷さんの帰りを見送るとの名目で姉のことを聞き出そうとします。

市ヶ谷さんから語られる姉は、仕事は他の役員に任せっきり、そのくせ演説などの美味しいところはきっちり決める、という七海先輩の知らない姿。ある意味、前会長に近いタイプだったようです。

さらに夏休みの課題が終わらなくて他の役員に手伝わせたなんてエピソードも。

この回想シーン、登場する女生徒2人のうち1人は七海姉と同じ緑リボン。そしてもう1人は赤リボンです。原作1巻の巻末によるとリボンは赤→黄色→緑の順でループするらしいので、赤リボンの子は後輩ということに。後輩にまで課題手伝わせています。

それでも「面白かった」「不思議とみんなあいつのことが好きだった」と市ヶ谷さんが言い切る辺り、カリスマはあったみたいです。

そして決定的な言葉が出ます。

「澪と七海さんは、あんまり似てないな」

市ヶ谷さんのこの台詞、直前に「君のほうがよっぽど立派に生徒会長してるよ」と言っていることからわかるように完全な褒め言葉です。

しかし、七海先輩にとっては今まで自分の目指してきた姉の姿が崩れ、ひいては自身のアイデンティティ崩壊の危機さえ引き起こしかねない言葉でした。

まあ、読者ないし視聴者の立場から見れば素の七海先輩とお姉さんそっくりじゃん、やっぱ姉妹だなあ、と思うわけですが。

場面は変わって夜。理子先生が持ってきた花火です。都さんからの差し入れらしいのですが、ここの
「持っていくがいい」
は原作通りの台詞ながら実にいい声で、同じ声優さんが担当している某FGOの蘭陵王を思い出してしまったりしました。

侑は七海先輩の様子から何かあったことは察しつつも、人前であり我慢していることもあって先輩は何も言わず。そんな先輩を見ているしかできない侑の悲しげな表情。

ここで勇気を出して踏み込んだ佐伯先輩に七海先輩は「沙弥香ならいいよ」と告げますが、その口振りは「ここまでなら」と線を引いているようにも聞こえますね。

それでも傍観しているしかない侑の不安とも嫉妬とも見える何とも言えない表情、原作を見事に再現していて素晴らしかったと思います。

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

アニメ「やがて君になる」第10話感想 ※ネタバレあり

アニメ第10話「私未満/昼の星/逃げ水」です。原作の第17話から第19話まで。ここからコミック4巻に入ります。原作3話分なので今までよりは若干巻き気味な感じでした。

アバンは原作第17話の途中から。七海先輩たちが夢の話をする場面です。原作では先に夢そのものが出てくるのですが、アニメではひとまずお預け。

この場面の吉田愛果(七海先輩たちの友人)の「なんか沙弥香が難しいこと言ってる」は原作者から「もっとバカっぽく」というリクエストがあったとのこと。その甲斐あっておバカ可愛い感じになっていました。

Aパート冒頭ではできあがった劇の脚本を巡る侑とこよみの攻防から。……いや、まあ、できたものの今ひとつ自信がなくて渡したがらないこよみと、なんとか受け取ろうとする侑の微笑ましい光景なんですが。相変わらず声がついて動くこよみは可愛さ数倍増しですね。

早速脚本を七海先輩に渡しに行く侑。どれどれと顔を寄せて脚本を覗き込む七海先輩。その近さに戸惑って侑はすっと体を離します。前回の体育倉庫でやり過ぎて距離を置かれたのではないかと思う七海先輩。本当の理由は別のところにあるのですが、勘違いされて侑にとってはセーフというところ。

こよみの書いた脚本は記憶喪失の少女の話。ここは原作を読んだ時もゾクリとしました。七海先輩も言っている通り、「こわいなあ」と。七海先輩のことがよくわからないながら、偶然かもしれないけれどよくそこに辿り着いたものだと。

場面は変わって生徒会。劇の打ち合わせです。配役を確認していく中での槙くんの微妙な表情、ここ原作では書き文字で「役あるんだなあ」と呟いています。裏方を希望していた故のリアクションですね。

放課後に侑と七海先輩はドーナツ屋さんへ。お店の名前は「Doctor Donuts」、原作通りです。

佐伯先輩が七海先輩の恋人役をやることについて「侑も何も言わない?」と試すような質問をする七海先輩ですが、侑はさらっと「言いませんよ、何も」と返答。

しかしその直後に侑はチラリと七海先輩を盗み見ます。その目には確かな輝きがあって、でもそれを悟られるわけにはいかなくて、見てて辛いですね。

侑に嫌われたくないからもう少し抑えるようにすると告げる七海先輩に対して「別にそんなの」と言いかける侑。「嫌ったりしない」と言いたかったのかもしれませんが、実際に出てくるのは「……まあ、いいことだと思いますけど」でした。それは七海先輩に悟られないためでもあり、同時に好意をストレートにぶつけられ続ければ隠しきれなくなるかもしれないという自衛でもあるのでしょう。

『先輩。とうこ……せんぱい』

ここ、原作では口パクだけで実際に声に出していないことは明白なのですが、アニメではややわかりにくい演出だった気がしますね。あるいは七海先輩が手で耳を押さえているような描写があるので、聞こえないことを承知で声に出していたのかもしれません。

『名前でなんて呼べない。わたしからは何もできない』

この侑の独白が苦しい。ちょっと前まではなんてことなくサラッと名前で呼べていたのに、今は感情を出さずに呼ぶことができなくなってしまったのでしょう。

「市ヶ谷くん」に電話をして劇の指導の依頼をする理子先生。余談ですが市ヶ谷さん、アニメ初登場となるこの回の放送日がなんと誕生日で、原作既読者から祝福のツイートが飛び交っていました。

それはさておき、ここが今回の尺の煽りを一番受けた場面でしたね。原作では市ヶ谷さんは「ガチじゃないやつみるのはめんどいんですけど」と理子先生の依頼を一度断っています。しかし、生徒会劇であることを知って反応が変わり、主役が「生徒会長の七海さん」と聞いたところで「七海」という名前に食いついて指導を了承します。アニメではこの辺りがまるっと省かれて最初から快諾したようになったのは少し残念でした。

というところでAパートで原作ほぼ2話分を消化。

Bパートでは夏休みに突入。

「我慢している」七海先輩から連絡がないのを気にする侑。「先輩がいなくたって夏休みできるし!」と侑が取った行動は早起きして体を動かすこと。さすが元運動部。高校時代の私にはそんな発想ありませんでした。

そこで犬の散歩中だった菜月と出会って一緒に走りますが、菜月の走るペースに遅れ気味。「侑が体力落ちてるんだろ」と言われた時の「うええええ」は可愛かったですね。

菜月と一緒に合宿に向けた買い物を済ませていつもの喫茶店にやってきた侑。ここで菜月が中学時代の侑について語る場面があるのですが、尺の都合かアニメでは少し台詞にカットが入っていてちょっと物足りなさは感じました。

例えば、「ソフトボール部には菜月から誘われたから入った」「それでもあんだけ頑張れるのがすごい」というのがあって「それなのに勝っても負けても一度も泣かなかった」が引き立つのだと思いますし、「悪く言ってるわけじゃない」というフォローも「みんなが焦るような場面で一番頼りになるの侑だった」が付くと付かないとでは印象が大違いです。

話は変わりますが、スピンオフ小説「佐伯沙弥香について」の小学生編に出てきた女の子、挿絵を見るとなんとなく菜月に似てません? 文中では沙弥香と同学年とは一度も書かれていなかったので可能性はあるかな、なんて思うのですが。もしそうだとすれば、ここの菜月の言葉、特に「それがソフトじゃなかったのはちょっと悔しい」なんかも少し意味合いが違って見えてきますね。

そして七海先輩。夕食時の父親とのやり取りでのイライラから我慢できなくなって侑に電話をかけます。声がうわずる七海先輩と、対照的にいつも通りのトーンの侑。終始このトーンで会話が進むので、七海先輩は「侑は私が何をしてもしなくてもきっと本当のところで興味なんかないんだ」と、そっけない態度に安心すら覚えています。

しかし。

場面が侑の部屋に変わると、ベッドに寝転んで会話をする侑の足はまるで犬が尻尾を振るかのようにパタパタと動いています。そして表情も嬉しそう。こんな表情をしながらそっけない声で会話をするのにどれだけの無理をしているのか。何度も言いますが、見ていて辛い。

Cパートはアバンで話していた夢。7年前の出来事にしては七海母がえらく若く見えますね。いや、今が7年という経過にしては老けているのかもしれません。とは言え、自分がお遣いを頼んだことで娘が事故に遭って死んだ、という状況を考えると老け込むのも無理はないのかも。七海先輩としても、この時ジャンケンで負けて自分がお遣いに行っていれば姉は死なずに済んだという気持ちがあるのでしょう。2人ともどれだけ自分を責めたことか。

それがあるから姉の影を追って無理をする娘に対して、両親はあまり強く干渉できないのかもしれません。結果として優秀な娘に育っているというのもありますし。

テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

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